息子は私立の通信制高校に進学しました。
募集要項で費用は事前に把握していたものの、予想以上に家計への負担は大きかったです。
■入学前後にかかった費用(2〜3月)
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入学金:50,000円
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施設利用料:80,000円
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単位制授業料と諸々:約450,000円
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制服代:70,000円
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教科書・教材代:180,000円
合計:約83万円
私立でスクーリングがあるとはいえ、体育着なし、シャツやポロシャツも各1枚ずつだけでこの金額…正直、頭が痛くなりました。
■授業料無償化制度の現実
授業料無償化はありますが、通信制の場合は27万円までしか助成されません。施設費や入学金、教材費は全額自己負担です。さらに、一度全額学校に支払い、その後申請して授業料分が還付されるのは11月末。
世間で言われる「高校無償化」は、実際には春先に全額負担、年末に部分還付というイメージです。
■ 実際の自己負担額
授業料補助があっても、約60万円は自己負担。
春先には、全額を用意するのはこれまでと変わらず、家庭のキャッシュフロー的にかなり厳しい現実です。
参考までに、都立高校の場合は入学準備で約20万円、その後、副教材費やPTA等や部活・検定費用で約18万円の38万円、2年目も教科書代込みで約22万円程度。教科書代や●月分徴収といった形で入金が分散されるので、家計への負担はかなり軽減されます。
■親として感じたこと
それでもこの学校をを選んだのは、息子に合った学びの環境を優先したかったからです。
本人が自分の選択に自信をもって、のびのびと登校し、アルバイトや趣味と両立できる日々を見ていると、この選択は正しかったと感じます。
■見落としがちな通学費の負担
もう一つ意外だったのが交通費です。
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学生定期券が使えない
週2〜3日登校のため、学生定期券は条件を満たさず、毎回フル料金で通学。 -
特別スクーリングの遠方移動
月に数回、遠方に現地集合・実費で参加。月によっては、週5日通う娘よりも交通費が高くなることもあります。
地下鉄会社の「学生用回数券」制度もありますが、
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学校に申請 → 数日〜1週間後に書類を受け取る
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平日限定・限られた駅の窓口に提出
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申請書の有効期限は2週間
…と手間がかかり、実際には利用しづらいのが現状です。
まとめ
正直、ひとり親家庭としてはかなり厳しい負担でした。
それでも、息子が自分らしく過ごせる環境に出会えたことは何よりの価値です。
数字だけでは測れない“納得感”も、進路選択の大事な要素だと思います。
補足:費用負担が厳しい場合の制度
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東京都育英資金・生活福祉資金:無利子貸付(所得制限あり)
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奨学給付金:非課税世帯が対象
東京都内で生活を営んでいる場合には、上記の所得制限に引っかかることが多く、対象にならないことも多いのですが、子供の学びをあきらめずに検討してほしいです。